【12th STYPはオンライン開催に決定しました!】


日時:2022年3月12日(土) 09:30~
ポスター発表会場:oVice 早稲田大学戸山キャンパス第一会議室

招待講演(Zoom開催):
1. 甲南女子大学 人間科学部 大北碧 先生
「比較認知心理学と私」

2. 関西大学 文学部  石津智大 先生
「神経美学の基礎研究と応用」

スモールトーク(Zoom開催):
STYP運営陣
「学振採択者の研究業績:researchmap調査」

ポスター発表(oVice開催):
演題一覧はこちら

スケジュール:

09:30-10:30受付oVice
09:50-10:00開会式(oVice説明)oVice
10:00-12:00ポスター発表①oVice
13:20-15:20ポスター発表②oVice
15:35-16:10スモールトークZoom
16:20-17:20招待講演①Zoom
17:30-18:30招待講演②Zoom
18:30-18:45優秀発表賞発表Zoom
19:30-懇親会oVice

招待講演要旨:

大北碧 先生「比較認知心理学と私」
 比較認知心理学は,ヒトを含めた動物種間で共通する「こころ」や異なる「こころ」を明らかにしていく学問である。比較認知心理学で対象とする動物は多種多様であり,また検討するための手法も様々ある。発表者もこれまでハト,イヌ,ウマ,カワウソを対象に様々な手法を用いて研究を行ってきた。学部から博士後期課程までは,ハトのカテゴリ探索を,オペラント条件づけを用いた実験室実験によって検討してきた。博士後期課程以降は,ヒト-異種間インタラクションを研究しており,イヌにおけるヒト視線の報酬効果の検討や,馬術場面における人馬一体感が生じるメカニズムについて検討している。これらの研究は,実験室実験だけでなく,ヒト-異種間インタラクションが生じる実際のフィールド(馬術訓練場面など)で動物の行動を計測し,機械学習を用いて分析を行っている。そして最近では,ヒト以外の動物同種間のインタラクションを研究するために,水族館のご協力のもと,飼育場面でのカワウソのインタラクションを計測し,分析を行っている。
 さて,この研究の変遷は自身の興味・関心がもちろん反映されているのだが,その一方で仕事や育児などのライフイベントも少なからず影響している。本発表では,自身の研究内容を紹介するとともに,どのように比較認知心理学とこれまで歩んできたのかをお話していきたい。
石津智大 先生「神経美学の基礎研究と応用」
わたしたちの毎日を豊かに彩る感性と芸術。一見、経験科学とは遠くはなれた世界に思えますが、知覚の探求と精神のはたらきに関わろうと試みている点では、経験科学とおなじ目的を共有し、深い関係性があると言えます。神経美学とは、認知神経科学の実験手法を利用して、脳のはたらきと美学的体験(美醜、感動、崇高など)との関係や、認知プロセスや脳機能と芸術的活動(作品の知覚、創造性、批評など)との関係を研究する学問分野です。心理学、神経科学、哲学、芸術、美術史学、福祉工学など多様な分野から研究者や実践家が参画する学際領域です。本講義では、美醜などの美学的判断について神経美学の基本的な研究成果を概観したあと、単純な美を超えた複雑な感性体験、崇高・畏怖、悲哀などについての研究を紹介します。そして、これらを通して神経美学の基礎研究の成果を、実社会の問題解決へ架橋する視点を提供したいと思います。

※招待講演のアーカイブ配信はございません。ライブ配信のみとなります。
※12th STYPは日本基礎心理学会研究活動助成を受けております。この場を借りてお礼申し上げます。